近頃、ダイエットに関するお悩みやご相談をお聞きする機会が増えてきました。例えば、体型を気にするあまり、恋愛に積極的になれない、男性から誘われても体を見られるのが嫌で応えられないといったものです。そこで、経験上、効果があったと確信できるダイエット方法をご紹介します。
ダイエットとは何か?
そもそも、ダイエットとは単に体重をおとすことではありません。適切な筋肉量を保持したまま余分な脂肪を落とすことがあるべきダイエットです。
ご紹介する方法のゴールは、ひとまず(身長-100)㎏とします。身長160㎝の方なら、60㎏です。半年かかりますが、簡単に確実に体重が減ります。
半年後には、今と比べればそれなりの体型です。
食事編
ダイエットというと”総量規制”をしてしまう方が多いです。もちろん、食べる量を減らせば体重は落ちますが、必要な栄養まで規制してしまうため、リバウンドしやすい体質になります。
最初の段階では総量は気にしないでください。ストレスをためずに次のような考え方で食事を変えていきましょう。
削っていいのは、炭水化物。多くとるべきなのは、タンパク質。
第1段階 1か月~3か月目
朝:今まで通り
昼:今まで通り
夜:主食(お米など)は半分、その代りおかずは少し多め。
第2段階 4か月~5か月目
朝:今まで通り
昼:主食は半分、その代りおかずは少し多め。
夜:主食はなし、その代りおかずは多め。
第3段階 6か月目
朝:必ず炭水化物(お米、パスタ、パンなど)
昼:主食はなし、その代りおかずは多め。
夜:主食はなし、野菜+タンパク質(魚、鶏肉、豚肉)をたくさん。
運動編
ダイエットのために運動をする、と聞くとたいていの方は、運動=やせるだと考えます。嘘ではないですが、正しくはありません。
運動で燃焼できるエネルギー量をご存知ですか?運動で100kcal消費するためには、
ウォーキング:25分
ジョギング:15分
ストレッチ:50分
エアロビ:20分
アクアビクス:30分
必要です。
たった100kcalのために、これだけの時間と苦しさが必要です。100kcalを脂肪に換算すると、ざっくり15gです。150gではありません、たったの15gです。
1個100kcalのおにぎりなら2分で完食できますが、燃やそうとするととんでもなく苦労します。
では、ダイエットにおける運動はムダなのでしょうか?もちろんそんなことはありません。ただし、その目的が違うんです。
運動の目的は、筋肉の維持にあります。
ダイエット中、人間の脳は、自らを守るために、体のあらゆる部分を分解しながらエネルギーに変えようとします。脂肪だけでなく、筋肉も分解してしまうんです。
なぜ、筋肉の維持が重要かというと、ただじっとしているだけで燃焼されるエネルギー量=基礎代謝を高く保つには、筋肉が必要だからです。
下手に運動でエネルギーを消費するよりも、普段の生活の中で勝手に燃えていくエネルギーの量を維持・増加させたほうが楽です。
そのため、脳に筋肉は分解しないよう伝える必要があります。その方法が運動です。運動で筋肉を使うことで、重要なもの=分解してはいけないものであることを脳に理解させます。
運動といっても、走ったり、泳いだりする必要はありません。日常生活の中で、ほんの少し置き換えるだけで十分です。
例えば、
- 1階から5階にエレベーターでいくときに、4階で一旦おります。4階から5階へは階段で行きましょう。たったこれだけで、下半身の多くの筋肉が刺激されます。
- スーパーで買い物をするときは、カートを使わないでください。かごを手に持って買い物をしましょう。大量の買い物をするときほど、上半身の筋肉が刺激されます。
特に大きな筋肉を刺激することで、基礎代謝が向上し太りにくい体質となります。
まとめ
ダイエットは難しくありません。無理にがんばったりせず、”置き換える”ことを主眼に取り組んでみてください。
ちなみに、まさとは半年で10㎏落としました。