
ユナさん 21歳 大学生

私は生まれつき耳が聞こえません。聾者です。障害者ではありますが体はいたって健康。耳が聞こえないことを除けば、普通の方と変わりません。聞こえないという事実はとても大きいのですが・・・
健常者男性への気持ち
小学校から聾者専門の学校に通いはじめ、なんとか大学にも入学することができました。聾者が通える大学は少ないのですが、私は読唇(唇の動きを見て会話を理解すること)ができるため、なんとか進学することができました。
やっとの思いで入学できたので、健常者の他の学生に負けないよう一生懸命勉強しています。予習を十分にしないと読唇の際に知らない単語で理解が止まってしまうため、毎日がぎりぎりです。
そんななか同じ学科に通う男子学生の一人がとても気になってしまいました。最初私が聾者だと知るととても驚いていました。障害者に見えなかったそうです。
耳が聞こえないだけなので、外見で見分けるのはそもそも難しいとは思いますが。その後は、ほんとうに普通の学生仲間のよう接してくれてうれしかったです。
長い間、障害者とともに過ごしてきたせいか、健常者の方に恋愛感情をいだいてはいけないと考え生きてきました。自分の気持ちに気が付いたときは、戸惑いました。障害者だからと、彼が私に冷たい態度をとってくれればよかったとさえ感じたほどです。
女性として
障害者のくせにと怒られるかもしれませんが、女性として結婚も出産もしたいと最近思うようになりました。彼とそうなるかはわかりませんが、せめてお付き合いだけでもしたいと思っています。
いざ彼に告白しようとしたときに、セックスのことが気になりました。耳が聞こえずただでさえ迷惑をかけるかもしれないのに、そういえばセックスなんてしたことがなかったなと。
知り合いに何人か健常者の方と結婚された方がいたのですが、さすがにセックスについて「どうやりましたか?」なんてきけず、やっぱり健常者との恋は諦めるべきかと考えていたときに、ロストバージンカフェに出会いました。
もう八方ふさがりでやけくそでメールをしてみました。耳が聞こえないことを伝え、過去に同じような方がいたかどうかお聞きしました。思ったよりも早く返事来て、なんと、過去にも聴覚障害を持った方がいたということでした。
その返信を読んだときはとても安心したことを覚えています。
処女喪失サポートの痛み
当日は、まさとさんが100円ショップで小さなホワイトボードをかってきてくださってうれしかったです。読唇できることをもっと早くお伝えすればよかったですね。十分に意思疎通ができて、特に不安も感じませんでした。
処女喪失サポートは、最初の準備が少し痛かっただけで、その後はスムーズでした。私は耳が聞こえないため、他の感覚が少しだけ鋭いのですが、それでも痛みはほんの少しでした。これも、数多くの処女の方にサポートしてきたまさとさんだからこそなのだろうと思います。
もう二度と処女を喪失する機会はありませんが(笑)、もしもう一度するとしたら、やはりまさとさんにお願いしたいです。
ほんとうにありがとうございました。