サラさん 22歳 大学生

私は、19歳の冬に子宮の全摘出手術を受けました。

主治医が温存の可能性をさぐってくれましたが、当時は体調も悪く、命とひきかえに全摘せざるをえなかったです。

順調に回復し、大学に戻ると、そこは別世界でした。同級生たちは、おしゃれになって、彼氏がどうの、セックスがどうのと盛り上がっていました。

「サラ、彼氏は?」と聞かれて、急に不安に。

私は、子宮がありません。赤ちゃんを産むことができません。男性から見て、自分は女性といえるのか?見た目は女性だけど、生物学的に女性なのかよくわからなくなってしまいました。

ごく一部の友人にしか手術の内容を話していなかったため、その後も何度か、異性の話になると苦しかったです。

処女喪失を友人に依頼

その後、好きな男性ができることもなく過ごしました。なんとか就職活動も終わり、考える余裕ができてよぎったのはやっぱり、”自分は女性なのか?”という疑問。

女性の定義といえば、セックス・出産ぐらしか思い浮かびません。出産は無理だけど、セックスなら自分にもできるのではないかと考えました。

思い出すと、ほんとうに嫌になるのですが、自分が女性だということを確かめたくて、彼氏でもない友達に「セックスしてほしい」とお願いしてしまったんです。

甘かった

彼は、私のお腹の傷を見て、完全に引いてました。それでも、セックスしてくれるならありがたいとさえ思いました。

でも、入りませんでした。痛すぎて全く入らないんです。おおげさではなく、術後の痛みよりもよほど痛かったです。

友達にお願いしてしまったために、その後、大学では気まずくて余計な気疲れが増えました。

もっと早くお願いすれば・・・

大学の卒業も近付き、処女喪失について検索していると、ロストバージンカフェにいきつきました。

初めて見たときは、胡散臭かったです。ただ、私が見た限りでは、セックスや処女に関する情報がもっとも充実していて、勉強になるものばかりでした。

でも、迷いました。こういうところで、お願いしていいものか。その半面、就職すれば、学生のような自由な時間が減ってしまい、自分を変えるチャンスがなくなるのが怖かったです。

いよいよ処女喪失

そこで、まず、子宮がない私でもロストバージンサポートをしてもらえるか問い合わせたところ、快諾していただきました。

意を決して、ロストバージン。

拍子抜けするぐらい、痛みはありませんでした。男友達が挿入出来なかったときの痛みは、いったいなんだったのか。

痛みがなかったせいか、若干ですが気持ち良ささえありました。自分が女性であることを実感できて、本当に安心しました。

もっと早くお願いすればよかったです。早くエッチを覚えておけば、学生生活がもっと楽しかったのに・・・

子供をもつことは叶いませんが、まさとさんに教えて頂いた恋愛テクを駆使して(笑)、こんな私でも受け入れてくれる男性と幸せになりたいと思います。ありがとうございました。